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キャッシュレスなドイツ

ドイツ旅行記 8

今回ドイツに行くにあたり、保険として2万円分だけユーロに換金しましたが、(2万円がたったの110€にしかならなかった衝撃はさておいて)結果的にはほぼ必要ありませんでした。現金が必要だったのは、ミュージアムのロッカーに入れる1€(戻ってきます)と、ルームメイキングや飲食店でのチップです。なお、チップも事前に伝えればカード決済に上乗せして請求してくれるとか。ただ、友人が連れて行ってくれた小さなレストランは現金のみでしたし、マルクト(市場)では基本的に現金だそうです。メジャーな場所やお店だけに行く場合は、クレジットカードといくつかコインがあれば大丈夫です。現金での換金手数料は高いし、クレカの為替の方が安心です。
使わなかった紙幣はいつかの旅行にとっておくことにして、残っていたコインを使ってデッサウ駅のホームの自動販売機でオレオを買ってみました。なんだか、妙に堅牢なインターフェースです。コインを一枚ずつ、トレイに乗せて押し込みます。下の方にあるしっかりとした指がかりを下げてみると、お釣りが出てきました。部品の金属が分厚い。

ボタンだってシートスイッチなんかありえません、もちろん金属です。そして視界をも遮る金網で守られた商品。「アフォーダンスとタフネスがあればいい」とどこかから声が聞こえたような気がしました。

畔柳

Category 海外旅