Client_Takashi Kojima
Location_Kyoto, Japan
Venue_KUNST ARZT
Design, Photo_Takashi Kuroyanagi
コンテンポラリージュエリーアーティスト小嶋崇嗣の展覧会「PARFUM」のメインビジュアル撮影、DMデザイン、ポスターデザイン、会場構成を担当。
「商品」に付随する「脇役」を用いている作品のコンセプトに寄り添い、本来企画期間が終われば多くが捨てられてしまうDMを1つの作品として手元に残してもらえるよう制作。写真作品のようにナンバリングを施し、特注の封筒を制作し梱包しました。
会場メインの壁紙にはシャネルN°5が発売された1921年の空気感を出すために当時のフランス製壁紙をデータ化して使用。作品が置かれた背後の壁には、鏡が長年置かれていたような跡を施しています。
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Kojima Takashi - Artist statement
私は消費社会の中で、あくまで商品の主役ではないモノの持つ役割、痕跡、造形に 常に興味が引かれます。
商品を買うと、商品と意識して買ったものとは別の「何か」が必ず付いてきます。 例えばパッケージや緩衝剤は販売商品の一部だが、それを買っている意識は低い。
そのような「何か」の中には主役の商品以上にその商品の本質を示すモノが存在します。 そういったモノを作り替え、身に付けるミュニケーションツールとすることで、 社会生活の中に新しい思考、物語を紡ぎだしていけると考えます。
The role, trace and form of the objects that are not main products in a consumer society have constantly interested me. When you buy a product, it always comes with extras such as packaging and cushioning materials but we are not much aware of paying for them. Some extras show their main products’ real natures better than these products do. I think that making these extras into jewelry and wearing them as a communication tool will help us develop new ideas and stories in our social lives.