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修理

3月にバウハウス校舎のショップで購入したBodumのChambordコーヒーカップにヒビが入りました。ビーカーのようなガラスカップに再生プラスチックのハンドルが金属バンドで取り付けられたもので、ハンドルはMoMAのオリジナルカラーです。2色セットを2セット購入し、青・赤、緑・黄の4色全て揃えました。
負傷の瞬間は大変に呆気なく、空のカップに氷を「コトン」と入れただけで底にヒビが入ったのです。しかも愚かなことに、朝に1つのカップにヒビを入れ、お昼前にも別のカップに同じことをして計2個のカップをダメにしました。

大変落ち込み、カップを捨てる気になれず保管して眺めていました。
陶器が破損した場合には自分で金継ぎをして直していますが、複雑にヒビの入ったガラスは修理しても容易に壊れそうです。どうしたものかと悩んでいたところ、家に遊びに来た友人が助言してくれたのです。
「おんなじようなビーカー買って、これ(ハンドルと金属バンド)付け替えたらええんちゃう」
「それや!!!」天才か。感激しました。
早速AmazonでHARIOのビーカーグラスなるものを見つけて2個注文しました。クラフトサイエンスというラインのグラスで、サイズや見た目はBodumのカップによく似ています。プライム会員なので翌日届きました。Bodumカップのネジを緩め、金属バンドとハンドルを取り外します。
しかしHARIOのグラスはBodumのカップに比べて径が若干小さく、バンドが余ります。仕方がないのでHARIOに合わせて金属バンドを10mmほど短くすることにしました。家にある普通のハサミで強引にカットし、普通のドライバーでグリグリと30分かけてネジ用の穴を開けます。繰り返すこと2回。
そして誕生したのがこの少し小さめのChambordコーヒーカップです。元々のカップよりもガラスが厚く、頑丈そうです。

壊れたプロダクトの破損箇所だけ交換することができました。サスティナブルです。
なにより、ドイツで買った思い出の品をドイツ的な方法で使い続けることができ、感無量です。

それにしても、残りの2個のカップもいずれ小さくなる未来が見えます。
そうなるともはやHARIOのコーヒーカップなのでは?
修理の容易性も大切ですが、そもそももう少し頑丈でもいいんじゃない?そう思います。

畔柳

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